医療機器分野では、人工関節や骨接合用部品など、高齢化社会を支える重要な製品を製造しています。 遠藤製作所はチタン加工技術や精密鍛造技術を駆使し、医療現場で求められる高精度かつ生体適合性の高い部品を提供。 これらの医療機器は、今後ますます患者さんの健康や生活の質を支えるために必要とされていく製品です。
ネットシェイプ鍛造
最終製品の形状に近い状態に鍛造で成形するため、材料ロスや加工のムダを省略することに成功。こうして高品質な製品を競争力のある価格かつ短納期で供給することが可能となりました。
研磨
研磨工程は、技術者の力量が製品の仕上がりに大きく影響します。ロボットの自動研磨と熟練した技術者による研磨の融合で完成する当社の製品は、品質の高さと安定性(バラツキの少なさ)が評価されています。
遠藤製作所が携わるインプラント部品は、人工関節の一部として患者さんの痛みを和らげ、歩行をサポート。患者さんが自立した生活を取り戻す一助となります。
骨折治療に用いられる骨接合用プレートの製造工程の一部を担い、「遠藤製作所が加工を担った部品」が骨と確実に結合し、回復を支える役割を果たしています。
医療現場で使用される手術器械の一部工程に関わり、「遠藤製作所が関与した部品」が、医師による正確な手術操作を支えています。
人工関節市場は最終製品のシェアは欧米の企業が大部分を占めていて、サプライヤーも欧米企業が中心。製造業が盛んな日本においても、人工関節を製造している企業は数社程度です。そのような中、当社はメイド・イン・ジャパンの品質で着実に信頼を積み重ねて、国内外のメーカーに提供しています。
世界的な人口増加や、先進国を中心とした高齢化の進展により、人工関節の置換手術は年々増加しています。 これまで手術の多くは海外で行われてきましたが、近年では日本国内でも症例数が増え、より一般的な治療として広がりつつあります。
人工関節にも耐用年数があります。個人差はありますが一般的には10年以上とされ、入れ替え手術が必要なケースもあります。遠藤製作所では少しでも長く安心して使用できる製品を目指して、新技術の開発や材料の研究に取り組んでいます。
医療機器の安全性と有効性を確保するための 重要な国際規格であるISO13485を取得しています。
人工関節市場は欧米中心でアメリカのメーカーが2/3を占めています。当社はグローバルに販路を拡大中です。
お客様の図面や仕様要求に基づき、CAD/CAMを用いて製品および金型のモデリングを行い、加工データを作成します。設計者の意図を正確にくみ取り、高い精度でモデル形状に反映する技術力が求められます。 また、加工に適した形状やコスト削減を実現するため、最適な工程設計を行っています。
鍛造、機械加工、研磨などの各工程を、人の技と高性能な設備を組み合わせて最適化。高品質を追求するものづくりの現場では、設備管理も欠かせない重要な仕事です。
最終検査では、最新鋭の検査設備と測定機器を駆使し、お客様の求める品質基準を満たしているかを確認しています。品質保証は、患者さんが安心して医療機器を使用できるよう支える「最後の砦」です。
お客様との丁寧な対話を通じてニーズを正確に把握し、期待を超えるアイデアを提案します。海外企業との打ち合わせの機会もあるため、語学力やコミュニケーションスキルを活かして活躍できる仕事です。
製品に使用する材料や部材などを手配。特に人工関節の材料は特殊なため、発注から納品までのリードタイムの長さや価格変動を見極め、材料メーカーと交渉。製品の安定供給の鍵となる重要な業務です。
採用メッセージ
1ページでわかる遠藤製作所
働く魅力