1ページでわかる遠藤製作所

about

遠藤製作所の事業内容や拠点、強みや業務フローに歴史。
遠藤製作所にエントリーする前に知っておいてほしい情報をまとめて、1ページにぎゅっと凝縮しました。

まずは遠藤製作所の働き方を動画で見る!

Part01.〜新潟で働く人が見た景色〜

Part02.〜新潟で働く人が見た景色〜

About Us 遠藤製作所とは?

鍛造と金属塑性加工技術で
世界のものづくりを支える
OEMメーカー

1950年、金属加工のまちとして長い歴史を持つ新潟県燕市で、遠藤製作所は誕生。鍛造と金属塑性加工の技術を基盤に、常に時代のニーズに応える新たなものづくりに挑戦してきました。現在では、ゴルフ、自動車、電子機器、医療機器、航空機など、幅広い分野の世界的メーカーからご依頼・ご相談をいただいています。
技術開発から設計・試作、製造、品質保証まで、一貫した体制でお客様とともに歩み続けています。

設立年

社員数

2024年12月現在/グループ全体

売上高の推移

2020年:82億円→2024年:174億円
2倍以上に成長!

事業領域

メタル事業

  • 鍛造分野

  • メタルスリーブ分野

ファインプロセス事業

  • ゴルフ分野

  • 医療機器分野

  • 航空機分野

拠点構成

国内法人(4社)

  • 株式会社遠藤製作所(本社)

  • エポンゴルフ株式会社

  • 日亜鍛工株式会社

  • セブンシックス株式会社

海外法人(タイ3社)

  • ENDO FORGING (THAILAND) CO., LTD.

  • ENDO THAI CO., LTD.

  • ENDO METAL SLEEVE (THAILAND) CO., LTD.

製品出荷先国数

  • 日本、アジア、北米、欧州、オセアニアなど約10ヶ国以上

取得認証

  • ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)医療機器部で認証取得
  • AS9100(航空宇宙品質マネジメントシステム)航空機事業推進室で認証取得
  • ISO9001(品質マネジメントシステム)航空機事業推進室で認証取得
  • その他子会社でも各種認証を取得

売上高目標(2026年)

営業利益18.5億円を計画、順調に進行中

Business 事業領域

メタル事業と
ファインプロセス事業を軸に
5分野を展開
メタル事業
自動車や農機、エネルギー関連設備など、暮らしや産業を支える製品の部品を大量に生産しています。
幅広く応用できる技術でコストを抑え、安定した供給を続けながら、さらなる成長を目指しています。
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鍛造分野

高精度・高強度な金属加工技術を基盤に、自動車や二輪車、農業機械向けのエンジン・トランスミッション・足回り部品をはじめ、エネルギー関連設備のタービンや建設機械部品など、多岐にわたる産業向けに鍛造部品を供給。
日本以外に自動車産業が集積するタイにも生産拠点を設けており、グローバルに展開する大手企業からも信頼を獲得しています。

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メタルスリーブ分野

メタルスリーブとは、独自開発した10μmまでの超薄肉金属加工を実現する特殊回転塑性加工技術と、そこから生み出される製品です。日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスで製法特許も取得しました。
現在、国内OA機器用の金属製シームレスパイプで高いシェアを獲得。その他、医療機器部品や新エネルギー部品など幅広い新規用途も期待され、積極的に技術開発にも取り組んでいます。

ファインプロセス事業
ゴルフクラブや人工関節、航空機の部品など、高品質で特別な製品をつくっています。
独自の技術を組み合わせることで、コストを抑えながら新しい価値を生み出し、より高い付加価値の創出を追求しています。
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ゴルフ分野

鍛造製法によるゴルフクラブヘッドのパイオニアとして、当社の精密鍛造技術は高機能・高精度を実現し、業界内でも高く評価されています。現在では、有名ブランドへのOEM供給も手がけています。また、解析・分析・試験までを自社で行う設計開発力と、試作から量産までを一貫して担える体制により、唯一無二のものづくりを実現しています。

その技術の結晶が、自社ブランドのゴルフクラブ「EPON GOLF」であり、世界中のゴルファーに愛されています。お客様の声を直接伺うことで、商品開発や技術開発に活かすとともに、OEM事業にもフィードバックしています。

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医療機器分野

チタン加工技術や精密鍛造技術を駆使し、インプラント(人工関節)や、手術器具といった医療機器を製造。

厳しい公差や精密な寸法が求められる分野において設計・製造・検査などのすべての工程を社内一貫体制で担っています。専門性の高い分野においてグローバルに競争力を発揮します。

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航空機分野

精密鍛造技術と金属加工技術を活かし、高品質かつコスト競争力のある航空機エンジン部品を安定的に供給しています。
社内一貫生産により、短納期・多品種少量生産にも対応。さらに、協力企業との連携で大型部品も柔軟に対応可能です。
材料調達から製造、品質保証まで一貫した体制を整え、安全性の担保された製品と安定した経営基盤を背景に、大手重工メーカーからも信頼を獲得しています。

Base 拠点

1ページでわかる遠藤製作所

本社では高精度な金属加工と最先端の技術開発に注力。

日亜鍛工とタイ工場では汎用性のある技術と製造コストの最適化により、大量かつ安定した供給力を誇ります。

Workflow 遠藤製作所の業務フロー

  1. 相談対応|
    既存のお客様からのご相談が中心

    自動車、医療、航空など社会性の高い業界のメーカー・商社から、性能とコストの両立を求める技術的に難度の高い相談を受けます。図面のない段階や新素材開発の初期フェーズから相談されることもあり、上流工程からものづくりに関われる仕事です。

  2. 企画・提案|
    課題の本質を見出し、
    技術的な視点で提案

    お客様との対話を通じて課題の本質や背景を深く把握。技術部門と連携しながら、最適な製造方法や素材の選定、コスト・納期のバランスを含めてトータルで提案します。単なる受託製造ではなく、困難な課題の解決方法を探る提案型の営業により、お客様と並走しつつ企画段階から関わります。

  3. 設計・製品開発|
    試作と検証・改良を重ねて
    製品仕様を具体化

    2D・3D CADを用いた設計、形状モデリング、試作を実施。さらに素材選定から工法まで最適解を導く技術的思考が求められます。検証・改良を重ねながら製品の仕様を具体化。金型の内製化により、スピードと品質を両立しています。関わった製品が量産され、ユーザーの元へ。ものづくりの醍醐味が実感できる仕事です。

  4. 製造・品質保証|
    グループの国内外体制を活かし
    高品質で量産

    国内工場は高い精度が求められる少量、タイでは量産というようにグローバルな一貫製造体制を実現。
    IATF16949(ENDO FORGING)やAS9100(航空機事業推進室)、ISO13485(医療機器部)など、産業別の品質認証を多数取得。自動車・航空機・医療機器など、各分野で求められる厳格な品質要求に対応します。

  5. 納品・アフターフォロー|
    次に繋げる改良提案や追加開発

    納品するだけでなく、その後のアフターフォローも重要な仕事です。改良提案や追加開発により、次のビジネスチャンスにしっかり繋げていくのが遠藤製作所のスタンス。お客様との信頼関係を育てながら、長く付きあえるパートナーを目指します。

History 沿革

安定と挑戦を両立し、
さらに飛躍する。
遠藤製作所の歩み

原点
創業・設立〜多角化へ

01.Origin

1950 年代

市場が必要とする製品にゼロから挑む

遠藤製作所は1950年、新潟県燕市で誕生しました。ミシン需要が高かった時代に、ミシン用ドライバーの製造に着手。その後、品質の良い角玉(ミシン部品)を探していたミシンメーカーの声を拾い上げ、開発を開始しました。設備も職人もいない、ゼロの状況から製造を実現させたその姿勢は、今でも社風として受け継がれています。

1960 年代

ステンレス製キッチンツールで世界へ

新潟県燕市の洋食器産業の成長にあわせて、ステンレス製の業務用キッチンツールを製造し、海外への輸出を開始。世界基準の品質が支持された燕で製造する輸出向けキッチンツールの中でも60%のシェアを獲得。燕のものづくりを世界へ届ける企業へと成長しました。

1970 年代

事業の多角化により安定基盤を形成

ミシンや洋食器に加え、ゴルフクラブヘッドなど複数の事業を展開し、単一業種に依存しない、不況に強い経営基盤を構築。この時期には、現在の主要事業である鍛造分野の礎となる株式会社協鍛の子会社化や、自社ブランド「EPON GOLF」の立ち上げも行いました。

転機
世界進出〜株式上場

02.Turning Point

1980 年代

オイルショックを転機にした、事業再編

1973年に発生した第一次オイルショックの影響により、輸出品の受注が激減。
経営の在り方を見直す契機となり、「ゴルフ」「ステンレス」「精機」の3部門へと事業を再編しました。厳しい時代を乗り越えながらも挑戦を重ね、挑み続ける文化を育んでいます。
家庭用キッチンツールではグッドデザイン賞を複数回受賞し、機能性と美しさを兼ね備えたデザイン力でも高い評価を獲得しました。

1990 年代

タイ進出でグローバル体制を確立

新素材チタンを使用したゴルフクラブヘッドが評価され、受注が急増。
競争力のある製品を安定的に供給する体制を整えるべく、いち早くタイに研磨やめっきなどの工程を担う製造拠点を構築しました。
その後も金型製造や鍛造、ステンレス製品の製造を行う事業拠点を次々に展開。日本の技術を海外に根付かせながら、国際競争力を高めていきました。

2000 年代

新技術とともに株式上場

金属塑性加工の知見を活かし、メタルスリーブ技術・製品を独自に開発。その高い技術力は、精密な品質が求められる製品の高度化に大きく貢献しました。さらに、高品質を維持しながら大量生産を可能にする生産体制を確立し、国内外から高い評価を受け、急速に成長。
会社としては2004年にジャスダック証券取引所に株式を上場し、信頼性と安定性を備えた企業として、大きな節目を迎えました。

現在
新事業進出〜
100年企業を目指して

03.Current

2010 年代

医療・航空機分野へ、技術の応用

鍛造・精密加工技術を応用し、医療機器分野への参入に着手。着実に信頼を積み重ねながら事業規模を徐々に拡大しました。
その後、航空機部品の分野にも進出。社会課題の解決に貢献する、高付加価値のものづくりへと事業の幅を広げていきました。

2020 年代

東証スタンダード市場に移行。未来に続く、遠藤製作所の現在地

2022年、東証スタンダード市場に移行。安定性を維持しながら、最新の中期経営計画においては、人的資本への投資と新分野への挑戦を表明。事業セグメントをファインプロセス事業とメタル事業に再編するとともに、日亜鍛工株式会社を完全子会社化し、事業分野の更なる拡大に挑戦しています。「安定して、成長できる」会社として、若手が活躍できる環境づくりに常に取り組んでいます。


豆知識①

そもそも「東証スタンダード市場」って?

2022年の東京証券取引所の再編により、上場企業は「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に区分されました。東京証券取引所(東証)の株式市場区分の1つで、2022年の市場再編により誕生しました。

  • プライム市場:最上位の市場区分で、主に大企業やグローバル展開企業が対象。
  • スタンダード市場:上場企業としての一定水準を満たしながら、プライムよりやや基準がゆるやかな、中堅企業向け市場。コンプライアンスや流動性の面で投資家が安心して取引できる。
  • グロース市場:急成長の可能性を重視する新興企業・ベンチャー企業向け市場。

豆知識②

スタンダード市場に残るのは簡単ではない?

JASDAQ時代に比べ、スタンダード市場に残るにはより厳格な基準が課されました。
例えば…

  • 一定以上の純資産と利益
  • 一定以上の株主数
  • 高い情報開示とガバナンス体制
  • 継続的な事業の安定性と透明性

これらの要件を満たして初めて、スタンダード市場への再上場が叶います。遠藤製作所が「財務の安定性」「ガバナンスの整備」「成長可能性」「社会的信頼性」を兼ね備えた企業であることの証明です。


 

Work & Life 遠藤製作所の働き方

「誇れる仕事」と
「豊かな人生」
どちらもあきらめない

遠藤製作所は、「社員一人ひとりが安心して誇りを持ち、長く働けること」を大切にしています。
そのために充実した福利厚生働きやすい制度を整え、今もこれからも社員をしっかり支える環境をつくっています。

1ページでわかる遠藤製作所

経済的・生活的な安心を支える制度

将来への備えや、日々の生活にゆとりを持てるよう、さまざまな支援を用意しています。

  • 遠隔地居住者には賃貸住宅の費用や高速通勤代を補助
  • 将来の資産形成を支える経済的な支援制度
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将来も見据えたキャリア支援

仕事を通じて成長し続けたい、そんな意欲を応援する制度も充実。前向きな姿勢とやる気を会社全体でバックアップします。

  • 自己啓発や資格取得を支援し、社員のスキルアップを後押しする制度
  • 一人ひとりが思い描くキャリアの実現を支える多様な働き方
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心と体の健康を守る仕組み

社員の健康があってこそ、良い仕事と良い人生が築ける。そう考え、予防とケアの制度も整えています。

  • 定期的なチェックによる健康状態の把握
  • 心身の不調を未然に防ぐためのサポート体制
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家族や人生の節目にも寄り添う

社員だけでなく、そのご家族にも配慮する制度も設けています。仕事と家庭、どちらも大切にしながら働ける環境です。

  • 結婚・出産・災害・ご家族の不幸など、人生の節目をサポート
  • 子育て・介護との両立を支える制度
  • 家族との時間を大切にできる出向者への支援
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チームワークを育む、ちょっとうれしい制度

堅実な制度だけでなく、「ちょっとうれしい」福利厚生も。仕事を離れても、心をリフレッシュできる時間を大切にしています。

  • 社員同士のつながりを広げるイベントや活動を支援
  • 気軽に余暇を楽しめる各種の福利厚生制度

遠藤製作所の数字で
証明する働きやすさ

男女比率

平均年齢

新卒・中途比率

月平均残業時間

平均勤続年数

年間休日

有給取得率

育休取得実績

賞与実績

対象期間:2020~2024年

  • 平均支給月数:年間 6.44ヶ月
  • 最小支給月数:年間 2.1ヶ月(最低)
  • 最大支給月数:年間 8.76ヶ月(最高)

新入社員定着率(3年)

海外赴任の割合

海外出向者11人(143人中)

出身地

遠藤製作所の社会貢献

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福祉活動の支援

エポンゴルフでは、メンバー会員を対象としたチャリティーイベントを開催し、多くの参加者とともに福祉施設などへの寄付を続けています。
また、日本赤十字社への募金や、地域のフードバンク拠点整備への協力など、社会に寄り添う活動にも積極的に取り組んでいます。

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教育環境への支援

未来を担う世代の育成にも力を入れています。子ども向けイベントへの参加や、中学校での出前授業の実施をはじめ、近隣大学の学園祭協賛やインターンシップの受け入れなど、教育の現場と積極的に関わっています。
また、大学との共同研究や研究室への寄付、各種団体を通じた教育環境の改善支援などを通じて、学びの場をより良くする取り組みを続けています。

1ページでわかる遠藤製作所

地域の活動に対する支援

地域とのつながりを大切に、さまざまな活動を支援しています。燕市夏祭りをはじめとした地域の活性化イベントへの協賛や、地域の暮らしを支える施設・団体への寄付など、地元に根ざした取り組みを続けています。